先日友人から電話がありました。内容はお金を貸して欲しい・・・あ、またか!っと思いながらも「何に使うの?」っと聞くとどうやら車を買いたいらしい。え?確か免許を持っていなかったよなあ~
免許が無くて車を買おうと思う友人、ない事を知っていてお金を貸す僕、免許が無くても車を買う事が出来るタイランド。つくづく思う、不思議だ!っと思うのです。
5年程前この友人には25万バーツ(約80万円)を貸した事があります。日本で言うヤミ金融のようなところから借金をしていた友人。金利が1ヶ月約25%、1ヶ月とは凄いものです。返しても返しても減るのはわずかですからね。
はるばるバスに揺られて約20時間、イサーン(タイ東北部)から土地の権利書を持って我が家にやって来た友人。月々5000バーツ(約17000円)、返済する約束でお金を貸しました。仮に返済が難しい場合は土地、自宅を好きにして良いと言っても実際に存在するのか?仮にその土地や自宅が僕のものになったとろこで農業でもする以外、何をすれば良いのか?っと半信半疑の中無事に返済も終わりました。
年に数回プーケットにやって来る際にマンゴーやお菓子、時代遅れの帽子や服を娘に買って来てくれる友人。これが利息なんだな~っと思いながら美味しくマンゴーやお菓子を頂くのです。
娘のために買って来てくれたお土産には困りましたけどね。妻、娘の事も思ってくれる友人、僕にとっては大切な人なのです。
スポンサーサイトリンク
今回は12万バーツ(約40万円)を貸して欲しい。もし返せなかったら・・・っとまた土地&家の話です。イサーンの土地は高く売れるから、安心して欲しい。っと言われたところで困ってしまいます。
中古車で車の頭金が6万バーツ(約20万円)、あとは月々返済していくらしいです。もう気分は車のオーナーです。嬉しくて、ワクワク感が電話から伝わってきます。
頭金が6万バーツ(約20万円)ならとりあえず頭金分を貸してあげるよ。今後もし何かあったらその時考えよう!その時に貸してあげるね。っと振り込んだ3日後にLINEで写真が送られてきました。笑顔の友人の横には車が写っていました。本当に嬉しそうでした。
『New for me but old from anater person』うん?これはどう言う意味かね?っとママに聞くと『他の人にとっては古い車、でも私にとっては新しい車、じゃないの?』っと。あ、なるほど、なるほど。
電話を掛け『良かったね、車の免許取らないとね』っと言うと『大丈夫だよ!』っと意味不明な感覚、何が大丈夫なのでしょうか?この感覚を認める事、慣れる事がタイ生活では重要です。相手の感覚を正さない、否定もしない、認めること、のような気がします。
そしてこれがビジネスでも必要なスキルだと思うのです。タイ人スタッフや各エージェントと上手に付き合う、僕の感覚をむき出しにしないこと、を心掛けています。
『事故しないと良いけどね』っとママと話しながら『色々言っても理解し合えないからね』『ガミガミ言うと気分を害するからね』っと・・・
そして2週間後、事故ってしまいました。それはそれは大変です。またお金が必要です。
ここはタイランド、全て警察官次第です。彼等を味方につける事も重要です。もちろんお金が掛かります。何でもお金です。少しでもお金に余裕がないと車は買ってはいけないのです。っともちろんこんな事は言いません。言っても伝わりませんからね。感覚が違いますからね。感覚が!感覚なのです。
大変な状況ですから、とりあえず4万バーツ(13万円)を振り込みました。つい先日送られてきた写真は車もピカピカでした。今回は凄くひどい姿でした。修理代も掛かりそうです。またお金が掛かります。
足を骨折してしまった15歳の少年も辛いです。彼が乗っていたバイクも保険切れでした。もちろん15歳で無免許です。
まだまだ話し合いは長引きそうです。これがタイランド、タイで生きるということ。
色々な感覚をもっともっと勉強しようと思うこの頃です。
タイランドはお好きですか?
プーケットでお会い出来る日を楽しみにしております🌴
お帰りの際にぽちんと応援ください。
プーケットしまかぜ案内人