プーケット生活

プーケット田舎暮らしも27年、毎日が心地良いです。

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君の膵臓をたべたい

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1日が25時間だったら、僕は迷わず1時間たっぷりと読書を楽しみたいです。
最近の悩み事と言えば、老眼です。僕はホテル滞在の時、適度に熱いお風呂に入りながら読書をするのが大好きです。趣味ですね。

妻に娘に『静かに一人でバスルームにこもるから話しかけないでね』っとウキウキしながら楽しみます。何と素敵な時間だろう!この僕だけの世界には誰も入る事は出来ずに想像力を思う存分に膨らませて本の世界へ突入するのです。素敵ですよね。僕だけの時間、僕だけの世界ですからね。

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ところが、本当に困ったもので最近は老眼がひどくこの僕の楽しい世界も難しくなってきました。はい、老眼鏡が曇るのです(笑)う~ん困りました。とは言え、老眼鏡無しで本を読むのはそれは大変な事です。本当に困りました。どうする事も出来ませんね。

先日4月9日~15日まで京都は老舗三大旅館『柊家』でゆる~い時間を過ごしました。毎朝5時から朝風呂に入るのが楽しみな1週間。もちろんお気に入りの本、持参でお風呂を楽しむのです。今年は昨年以上にきつかったです。老眼鏡無しだともう大変でした。でも老眼鏡を付けるとすぐ曇ってしまうのです。どちらにしても大変なのです。そろそろお風呂での読書はおしまいですね。違った僕の世界を探そうと思います。

僕が大好きな1冊『銀河鉄道の夜宮沢賢治さん、ふとプーケットの星空を見上げると、カムパネルラが微笑んでいそうな気がするのです。冒頭の授業で、ジョバンニがどぎまぎして真っ赤になり目が涙でいっぱいになってしまう様子。病気のお母さんのために、牛乳に入れる角砂糖を買いに走って帰るジョバンニ。列車に乗ってからは、乗客はみな服や髪の毛が濡れていたりす。女の子と男の子を連れた家庭教師の青年の、子どもたちを励ます様子。

ダメです、泣けてきます。

読書は想像力が豊かになります。でもこの銀河鉄道の夜は想像しても想像してもどうする事が出来ないぐらいの無限大でした。良かったな~

君の膵臓をたべたい

『ひょっとすると泣くかも知れないね』っと妻と娘には事前に伝えてありました。日本で渋い緑茶を頂きながらパワー全快で想像しながら楽しむのです。可愛らしいストーリーの中でところどころ、痛々しい会話がドキドキするのです。あ、こんなフレーズ使うんだ!っと僕なりにビックリするシーンもありました。

とても良かった!号泣した!期待外れだった!っともちろん賛否両論です。それぞれワクワク度、ウキウキ度のハードルの高さは違いますからね。

ただ僕は一昨日からお気に入りの定規とイエローの蛍光ペンを持ちながら気に入ったシーンにラインを引いています。

妻が『また小説にラインを引くの?』っと微笑むのです。はい、僕の趣味ですから(笑)

桜良(サクラ)が
『教えてあげる。桜は散ってから、実はその三ヶ月くらい後には次の花の芽をつけるんだよ。だけのその芽は一度眠るの。暖かくなってくるのを待って、それから一気に咲く。つまり桜は咲くべき時を待っているんだよ。素敵じゃない?』

とても心に残っております。先ほどもまた2,3ページほど読んだところです。もちろんイエローマーカ―、引いてありますよ。僕の大切な趣味ですから。僕だけの世界ですから。

君の膵臓をたべたい

 

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